【ミニトマト】水やりのタイミングで甘い実がつく強い株を作る

ミニトマト 水やり タイミング ベランダ菜園

ミニトマトは家庭菜園で定番の野菜ですが、毎日水をあげているのに元気が無くなったことってありませんか?

実はそれ、水のあげすぎが原因かもしれません。

今回は、水をあげるタイミングと量を調整し、甘い実がつく強い苗を作る方法についてお話します。

【この記事で分かること】
①ミニトマトに最適な水分の量
②水をあげるタイミングの見極め方
③甘い(味の濃い)実がつく強い株を作る方法

Contents

1.ミニトマトの根は「水」に弱い

ミニトマトは育てやすく強いイメージがありますが、乾燥地でよく育つため「水」に弱い植物です。
そのため、毎日水やりをして常に根が水に浸かっていると、呼吸が出来なくなり根腐れをおこす可能性があります。

更に、水をあげすぎるとトマトの味が薄くなったり、実割れを起こす可能性もあります。

後ほど説明しますが、毎日水やりをするのではなく、土の様子を見て臨機応変に水を与えてください。

2.水をあげるタイミングの見極め方

ミニトマトに水をあげるタイミングは、土が乾燥した時と言われています。
土の表面が乾いていたら水をあげてください。見た目が萎れた様子になるので心配になりますが、水をあげればすぐに力強い苗に戻ります。
土を見て分からなければ、葉先が下を向いてぐったりし始めたら水をあげるタイミングです。(この時、主枝まで倒れるようなら乾燥しすぎなので注意!)

表面が乾燥していて掘ると少し湿った状態

水やりの時間帯としては、朝一番(大体10時ぐらいまで)が最適です。
植物は朝日が出てからお昼間に光合成を行います。光合成には太陽光、水、二酸化炭素を使うため、盛んに光合成を始める前に水をしっかり蓄えておく必要があります。鉢底から水が溢れ出るまであげるようにしてください。

【ポイント】
 ・土の表面が乾いたら鉢底から水があふれるまで水をあげる
 ・水やりの時間は朝一番(10時まで)

3.甘い(味の濃い)実をつける強い株を作る方法

苗が小さなうちから乾燥に強い苗を作ることが、美味しいトマトを作るポイントです。
前述したように、水をあげすぎると味の薄い美味しくないものになります。
しかし、苗が小さい内から乾燥した環境に慣れていないと、水を控えた際に枯れてしまいます。
乾燥に慣れさせるため、次のように苗を鍛えてみてください。

最初は土の表面が乾いたら水をあげる形を続けます。そうすると茎の周りの細かな産毛がどんどん目立ってきます。これは「トライコーム」と言って、茎や葉から水分を逃しすぎないようにしてくれたり、紫外線から株を守ってくれます。
しっかり生えていたら強い苗が出来てきている証拠です。
苗が強くなれば、土の中まで乾燥しきった状態になったら水をあげる程度でも大丈夫です。

びっしり生えたトライコーム

トライコームが少ない場合は、水のやり過ぎや湿度過多の他に、窒素(肥料の成分の一つ)過多が原因の場合もあります。

乾燥に強いミニトマトですが、注意しなければいけない時期があります。
それは最初の実が出来る時です。
一番花が実るかどうかがその後の実りを左右すると言われています。受粉が成功して青い実が見えるまでは、土の表面が乾いたら水をあげて乾燥しすぎないように気をつけてください。
あまりにも乾燥しすぎると、大切な一番花が落ちてしまいます。

また、乾燥により病気を引き起こしてしまう場合もあります。ミニトマトはカルシウム不足に陥ると尻腐れ病にかかります。
カルシウムは水溶性で水が無いと吸収できないため、乾燥状態を継続させすぎないように気をつける必要があります。

【注意するポイント】
・苗が小さい時から水を控えめにする
・1番目の実ができる時期は乾燥しすぎに注意
・乾燥状態を継続させすぎない

まとめ

ミニトマトは家庭で育てやすく、沢山収穫できるので重宝しますよね。
皆さんも甘くて美味しいミニトマトを作ってみてください。

ちなみに豆知識ですが、小学生が夏休みに育てるミニトマトの鉢はとても機能性が高く、美味しい実ができます。
地面から鉢の部分が浮いているため通気性が良く、毎日水をあげても適度な乾燥状態を保つ事ができます。
もし家に置いたままになっていたら使ってみてくださいね。

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今後もミニトマトやその他の栽培について書いていきますので是非ご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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