【水耕栽培】種まきの方法について

水耕栽培 種まき ベランダ菜園

少し遅くなりましたが、春の種まきシーズンですね。今年は春になっても寒の戻りで発芽が難しいものもありましたが、何とか我が家のベランダは順調に芽吹いています。

さて今回は、ベランダで活躍する水耕栽培について、種まきの事を中心にお話しようと思います。発芽率を上げるための注意点があるので、私なりの研究結果を混えてお伝えします。
皆さん様々な方法で工夫しておられるので、見比べて自分の作りやすいものを見つけると良いかもしれません。

Contents

1.用意するもの

・台所用スポンジ(目が荒すぎないもの)
・お肉、魚など食品のトレー
・ハサミ
・トイレットペーパー
・水

市販の水耕栽培キットが無くても、家にあるもので簡単に発芽させることができます。
準備が出来たら早速自作のキット作りに入っていきましょう。

2.土台を作る

種まきの土台には「台所用スポンジ」を使用します。

まず、目の荒い硬い部分を少しずつ剥がします。この時スポンジが千切れやすいので、親指を添えながらゆっくり剥がしてください。
ネットに入ったタイプはネットから取り出すだけで大丈夫です。

次に、スポンジを2㎝角ほどに切り分けます。芽が出た際に重さで倒れないように、安定感があるサイズにすることが大切です。

種にはそれぞれまく深さがあります。
種の深さ調整と根張りを良くするため、スポンジに切り込みを入れます。「Y」の形を意識してハサミで切り込みをいれましょう。
切込みを入れない人もいるようですが、切込みありの方が空気が入り根腐れしにくいように思います。「Y」の形にするのは根が下に伸びやすくするためです。

これで土台は完成です。

3.種をまく

土台が完成したら早速種まきです。葉物野菜やハーブが向いています。
根菜系はそもそも水だけの栽培に向いていないので注意してください。
(根が膨張するのでスポンジの切れ目では育ちきれない上、土に隠れていないと割れたり肥大しなかったりします。)
とはいえ根菜系も小さいものなら水耕栽培する方法がありますので、また違う記事で書きたいと思います。

まず、スポンジを水に浸けてもみ込み、ひたひたの状態にします。
※この作業を忘れると、水分不足で発芽しません。


水を染み込ませたスポンジを食品トレーの上に並べ、濡らした爪楊枝等で種を二粒ずつ撒いていきます。
この時、種の袋に記載されているまく深さを参考に、種を切り込みに埋めるか判断してください。
「土をうっすら撒く」のような記載は光を必要とするタイプなので、切り込みに乗せるか少しだけ頭を出して埋めるのが良いです。
光を必要としないものや根が土から出てはいけないものは少し埋め込むようにし、発芽後に根が外に出てしまわないようにしましょう。

種をまき終わったら、その上に覆いかぶせる形でトイレットペーパーを置きます。(ダブルの場合は剥がして一枚だけ。)
これは種が乾いてしまうのを防ぐために行います。常にトイレットペーパーが乾かないように霧吹きで水をかけ、種の保湿を心がけてください。
ちなみにティッシュペーパーの場合、紙が硬く芽の力で破れないのでやめておきましょう。

ここまで出来たら窓際に置いておきます。
もしもあまり日が入らないようならば、芽が出た後すぐに外の日向に移してください。
日照不足は徒長(茎がひょろひょろと伸びてしまう現象)の原因になります。
だだし、高層階のベランダであれば風が強くなるので注意してください。
発芽したては茎が弱く簡単に折れてしまうので、風よけにカバーを付けるか、しばらく窓際で成長させても良いかもしれません。

ちなみに私は引っ越したところで窓際の日当たりが読めず、すっかり徒長させました。笑
夫は「よく伸びてるやーん!」と喜んでいましたが、慌ててベランダに出しました…。
ベランダの場合、日照不足と風が大敵ですね。

カイワレ大根のようにヒョロヒョロになったレタス…
こちらが正しく芽吹いた姿です。

【芽が出ない場合】

発芽日数を過ぎても中々芽が出ない場合は発芽温度や日照が足りない可能性があります。
種が古い場合も発芽率は下がりますので、原因を多面的に探ってみてください。特に種が古い場合は解決しようが無いので新しいものに買い替えて再挑戦しましょう。

*ポイントまとめ*
・二つぶずつまいて発芽率アップ
・まく深さを確認(種の袋に記載あり)
・発芽温度の確認
・水を切らさない
・芽が出たら日向へ
・強風には対策を

種を発芽させるには少しコツが必要です。苗を買って育てる方が遥かに簡単に栽培できますが、種から育てて収穫する方が低コストで沢山栽培できます。特に水耕栽培は場所をあまり取らず、片付けも楽ちんで良いですね。

次は自作水耕栽培キットへの植え替えについて書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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