【ミニトマト】追肥のタイミングは見た目で分かる!

ミニトマト 追肥 ベランダ菜園

家庭菜園初心者にとって、追肥のタイミングや種類って考えるだけで混乱しますよね…。
栄養が足りているのか一発で分かる方法があればいいのに。

実はミニトマトには肥料が十分か見分ける方法があるんです!いくつか方法があるので、複数の方法で確認するとより確実に判断することができますよ。

【この記事で分かること】
 ①追肥のタイミングを見分ける方法
 ②肥料が多すぎる時の対処法
 ③家庭菜園に適した肥料について
 ④肥料をあげる量・位置

Contents

1.追肥のタイミングを見分ける方法(4つ)

ミニトマトの肥料不足/過多のサインは頂点から15㎝までの間に現れます。上15㎝を次の方法で確認してみてください。

①葉の色と形で判断する

 ミニトマトの葉は肥料(主に窒素)の濃度で色や形を変えます。初心者でも見分けやすい方法として一番浸透しているものかもしれません。

窒素成分が多すぎると葉は下向きに巻き込んだ形(濃い緑色)
適正量だと自然な下向き(鮮やかな緑色)
逆に少ないとバンザイしたような上向き(黄緑か黄色)になります。

②茎の太さで判断する

頂点から15㎝の主茎を見たとき、正常な太さは1〜1.2㎝と言われています。それより太いと栄養過多、細いと栄養不足と考えられます。

③主茎の太さが急に変わっていないかを見る 

主茎の全体を見たとき、急に細くなっている部分があるようなら栄養切れの可能性があります。
さらに、葉と葉の間の距離が下の方に比べて空いているようなら栄養不足と言えるでしょう。

④その他

珍しいパターンですが、肥料が多すぎると花房から枝が生えることがあります。これは窒素過多の状態です。また、茎に穴が開くようなことがあれば、これも窒素過多の症状です。

【注意するポイント】
総合的に判断することが大切ですが、葉で見分ける方法が個人的にはおすすめです。なぜなら、途中まで栄養過多で茎が逞しく育っていたとしても、成長点を見ると既に栄養が切れかけており、葉が立ち上がった状態になっていることもあるからです。
「今」の肥料量を見極めることが大切だと考えます。

2.肥料過多になってしまったら

肥料が多すぎた場合、取り返しがつかないように思うかもしれませんが、肥料を早く抜く方法がいくつか考えられます。

①表面の土を取り除く(化成肥料)

固形の化成肥料の場合、まだ溶け切っていないようなら表面を取り除くことである程度養分を減らすことができます。
ただし、液体肥料の場合は取り除くことは難しいでしょう。

②水やりの際、いつもより多く水をあげる

普段の水やりは鉢植えから少し水が流れ出るぐらいの量を与えますが、肥料が多い場合はその倍程の量の水を与えると肥料を流すことができます液体肥料の場合は特に効果的です。
※注意…固形肥料が溶け切っていない場合は逆に肥料を溶かして吸収量増やしてしまう可能性があります。

③脇芽を大きめに育ててから取る

肥料が多すぎる場合、葉がどんどん繁って実が出来づらくなります。脇芽に養分をしっかりと摂らせて成長させ、大きくなったら切り取ります。そうすると余分な養分を取り去ることができます。

【注意するポイント】
固形、液体、有機など肥料は様々なものがあるので、使用している肥料に応じて判断してください。

時間はかかりますが、失敗が少ないのは脇芽を育てて切り取る方法です。

3.家庭菜園に適した肥料について

肥料には様々な種類があります。種類が多くて迷ってしまう方に向けて、筆者の経験上ベランダ菜園や家庭菜園でおすすめの肥料をお伝えします。

多くの場合、土耕栽培であれば固形の化成肥料を撒いている方が多いのではないでしょうか。
しかし、私は液体肥料もしくは有機肥料入りの化成肥料(チッソN:リン酸P:カリK=8:8:8)をおすすめします。特徴として、液体肥料は即効性があり効き目は短めで、有機肥料入りの化成肥料は即効性・持続力のどちらも持ち合わせています

肥料の量に不安がある方は液体肥料がおすすめです。
足りなければ足せばすぐに効きますし、多くあげすぎても効果が短いのでリスクは少なくすみます。私はハイポニカという液体肥料を使用しています。

有機肥料入りの化成肥料はなかなか野菜を管理する時間が取れない方におすすめです。
有機肥料だけだと効き始めまで時間がかかりますが、化成肥料が速やかに効き、有機肥料が緩やかに長く効くのでこまめな追肥をしなくてもよくなります。

4.肥料の量と位置について

肥料は液肥であればハイポニカをおすすめしています。500倍に薄めて水やりと同じ要領で与えるだけです。初心者でも使いやすく、濃度を変えれば様々な野菜に共通で使うことができます。水耕栽培にも使え、用途が幅広いという利点があります。
その他の液肥を使用する際は、ミニトマトに適した説明書きを確認し、ミニトマトに適した希釈で散布してください。

有機肥料(または化成肥料)の場合、一株につき軽く一握り程度を葉の広がりの先から真っ直ぐ下あたりにぐるっと一周撒いてください。
葉の広がりと同じぐらい根が広がっていますので、根の先から養分を吸える位置にします。

まとめ

今回はミニトマトの追肥についてお話しました。
家庭菜園で難しい部分は肥料や土作りだと思います。色々調べても記事によって違うことが書いてあって困りませんか?
正解がどれか迷う方が多いと思い、いくつかの方法をまとめて書いてみました。
皆さんの参考になると幸いです。

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今後もミニトマトを含め様々な野菜について書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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